皆さま、こんにちは!
スノウコンサルティングの古屋早雪です。
昨日のコラムで、ワクワクするためには安全・安心という土台が必要だというお話をしました。
ワクワク経営は「冒険」のようなものなので、100%の安全はなく危険もつきものなのですが、できる限りの安全を確保して進むほうが新たな発見や出会いに集中できるので、よりワクワクできるという考え方があります。
(ある程度は危険があるからこそワクワクできるという考え方もありますが、これは価値観によりますね)
そして、経営において安全性と言えば、自分や従業員の「命」や「健康」、「生活」を守るということであり、これらの安全性が守られていなければ、ワクワクする冒険に集中できませんよね。
今日のお話は、この「生活」についてです。
仕事をしていると、どうしてもプライベートの生活に考えが回らないということも多いと思いますが、実はプライベートが充実しているほうが、仕事もよりワクワクできるのです!
そもそも、ワクワク経営の目的はワクワクしながら経営を続けることですが、その目的は「ワクワクする人生を送る」ことなので、人生そのものがワクワクしたものじゃないと本末転倒ですよね。
確かに、仕事がすべて、「仕事=人生」という人にとっては、仕事さえ充実していれば人生も充実するように見えます。
しかしながら、仕事上の目的だけを追求すると、なかなか「ワクワク」は広がらないんですね。
何故なら、そこには自分の「個性」が生まれないからです。
みんな同じことをやっていてもワクワクは広がらないですし、お客様のワクワクするような商品やサービスも生まれません。
そこで、プライベートを充実させて、ワクワクしながら自分の個性をさらに伸ばしていく必要があります。
このプライベートには、「家族」や「趣味」、「地域活動」などが含まれます。
とはいっても、なかなかプライベートな時間を取るのが難しい、という経営者の方も多いのではないでしょうか?
経営者にとっては特に「仕事=人生」という方も多いでしょうから、なかなか仕事以外のプライベートに目を向けることを忘れている人も多いかもしれません。
しかしながら、家族がいる方は、家族との時間を忘れていませんか?
会社経営に没頭するあまり、家族に負担をかけていませんか?
もちろん、収入を確保することが家族の安全・安心な暮らしにつながるということもありますが、それだけでいいのかどうか、一度振り返ってみてはいかがでしょうか。
また、経営者は多様な視点や価値観を持っている必要があるので、自社の事業だけに集中していてはなかなかそういった部分で広がっていきません。
「趣味」や「地域活動」で培った視点を取り入れることで、さらにワクワクする新たな道が開けるかもしれません!
そして、昨日のコラムで書いたように、ワクワク経営は従業員がワクワクして働ける必要があります。
そのために、従業員の安全・安心を守る必要がありますが、従業員の価値観はそれぞれです。
いくら会社の理念に共感していたとしても、それぞれに自分の人生や生活があります。
その安全・安心は、収入面だけではありません。
家族との時間や趣味など、プライベートな時間を確保できるような環境づくりはワクワク職場づくりの上で重要です。
そして、そのプライベートな時間が、一人ひとりの個性を養い、仕事の上でも新たな視点をもたらしてくれます。
では、経営者や従業員がプライベートな時間を確保するためには何が必要でしょうか?
そのためには、経営者がその方針を周知すること、働きすぎない・働かせすぎないためのルールを作ること、そして短い時間で成果を上げる仕事の仕組みなどが必要となります。
仕事と生活のバランスを取って、さらなるワクワク職場を目指しましょう♪
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