予想もしなかった展開にワクワク!「多重伏線理論」 ワクワク経営コラム【第99回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界で、何か隠された謎を解き明かすのってワクワクしますが、伏線が回収された時ってテンション上がりますよね!
ああ、あれはこの伏線だったんだ!とか、点と点がつながった時って、何とも言えない心地よさがあります。
予想もつかない驚愕の展開が面白いということもありますが、それだけではなく、ひそかに張られていた伏線が回収されることで、さらに感動は大きくなります。

これと思い出補正理論が合わさり、見事な伏線回収を繰り返すことで、「こんどはどんな見事な伏線が回収されるんだろう?」というワクワク感の増幅につながります。
しかしながら、分かりやすい伏線では、先の展開が予想できてしまい、かえって感動が薄れるということがあります。
これを逆手に取り、一見分かりやすい伏線と見せかけて、その裏にもう1つの伏線を張っておくことで、1つ目の伏線に目を向けさせて、その裏の伏線に気づきにくくさせる手法もあります。
二重の伏線では気づかれてしまうとしても、さらに裏をかいて三重の伏線が張られていると、回収されたときに「やられた!」という感覚が大きくなり、感動もひとしおとなったりします。

これと同様、経営でもお客様の予想を超える体験、従業員の予想を超える体験を提供し続けることで、より大きなワクワク感を作り出すことができます。
そして、その場合も多重の伏線を張ることで、予想を超えやすくなります。
なお、見つけにくい伏線は1人よりも複数人で考えたほうが意外なアイディアが出やすいので、従業員がチームでお客様に対する伏線を作るようにすることができると、一層大きなワクワク感を生み出すことができますね!

是非、何重にも伏線を張り巡らせて、伏線回収時のワクワク体験を作り出しましょう♪

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