時間を制する者は冒険を制す!「時間操作理論」 ワクワク経営コラム【第100回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界では、時間を超えて旅をすることがあります。
タイムトラベルってワクワクしますよね。
H・G・ウェルズのタイムマシンにはじまり、ドラえもんやドラゴンボールといった国民的漫画にも取り上げられています。
しばしば、タイムパラドックスなど議論になることもありますが、過去や未来への旅は「あの時こうしていたら・・・」という思いや、「将来はどうなるんだろう?」といった疑問から、非常に関心度の高いものになっていると思われます。
また、タイムトラベルだけではなく、時間を止める能力があったり、時間を繰り返すといったことが起こったりする場合もあります。
時間を止めたり、早めたり、巻き戻したりといった能力は、非常に強力な能力とされる場合が多いです。
一方、時間を繰り返すことは当事者の意思に関係なく起こることも多いです。
その場合、繰り返す時間の中で、学びや気づきを得てより良い結果を得るといった展開もあります。

現実の世界では、当然ながら通常は時間を超えるということはありません。
しかし、やはり現実でも「時間」というものは非常に大きなテーマです。
人生の中の時間、仕事の中の時間をどのように使うかは重要であり、極めて大切な資源です。
そして、全く同じではありませんが「同じようなことを繰り返す」ことはあります。
同じような作業を繰り返す場合は、より短い時間で作業をおこなうことが生産性の向上につながります。
そして、同じ作業を繰り返す間にPDCAサイクルを回し、より効率よく、より短い時間で作業を行うことができるようになります。
冒険の世界と同様、時間をコントロールすることは、非常に大きな武器となり得ます。

作業時間を短縮する、効率よく作業をおこなうためのツールを3つご紹介します。
1つはビデオ分析法です。
作業中の様子をビデオで撮影しておき、どのような手順で、どのような方法で作業をおこなっているかを分析し、手順や動きのムダを省いたり、より良い方法を検討したりすることに使うことができます。

2つ目は、ワークサンプリング法です。
一定期間のうち、無作為なタイミングで「そのとき何をしているか」をサンプリングし、稼働率を計算したりします。
なお、休憩を極限まで減らすということではなく、休憩も一定程度必要なため、どのくらいの休憩が適切かという判断のための実態把握としておこなうことがあります。

3つ目は、ストップウォッチ法です。
作業の要素ごとに、ストップウォッチでかかる時間をはかり、作業全体でどれだけの時間がかかるかを算出します。
なお、作業者によってスピードの差や稼働率などが異なるため、その分の補正を加えることもあります。

これらの道具を使いつつ、PDCAサイクルを回して、より効率の良い方法を「探究」することで、ワクワク度も高まります。
ただし、効率を求めすぎると本来の目的とは異なる結果、例えば従業員やお客様の満足度低下などの影響が出ることもありますので、その点は注意しましょう。

是非、時間をコントロールして、密度の高いワクワクを生み出しましょう♪

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