ゴールがあると頑張れない!?「ラスボス前症候群」 ワクワク経営コラム【第126回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界のゲームで、いよいよ最終決戦だと思うと、ワクワクする一方で、なかなか挑む気になれず世界を巡ってしまったり、カジノに入り浸ってしまったりすることはありませんか?
好きな世界ほど、ラスボスを倒して終わってしまうのが「もったいない」と感じて、挑むのを躊躇してしまいます。
これはラスボス前症候群、ラスダン前症候群などと言われ、「クリア後」がなかった昔のゲームではよく聞かれました。
この原因のひとつとして「ゴール」が設定されていることがあります。
もちろん、ストーリーのあるゲームである以上「クリア」があることは必然なのですが、そこで終わってしまうのはやはり寂しいものです。
そんなユーザーのニーズに合わせてか、最近のゲームではクリア後のやりこみ要素や、続きのシナリオなどを用意して、クリアしても続きがあると思わせるゲームが多くなっています。
つまり、ラスボス前症候群を回避するには、ひとつのクリアはあるとしても、その先も冒険が続いていく「終わりのない旅」であることが重要です。

そして、これは現実の経営でも同じです。
何かの目標を成し遂げてしまい、その先がないとしたら、次の目標を見失ってしまうかもしれません。
もちろん、新しい目標を見つけることができるかもしれませんし、それを探す旅に出るのもよいでしょう。
しかし、そこで燃え尽きてしまい何もやる気が起きないとか、「ラスボス前症候群」に陥って目標達成に向けて行動できない、というリスクもあります。
従って、目標を定めるのは良いですが、「その先」も常に意識することが必要です。
これが、冒険の最終目的は、到達することのない無限遠である必要があることの理由です。
目標をクリアしても、その次、そしてまたその次と、終わりのない「やりこみ要素」がある冒険のような経営のほうが、ワクワクすると思いませんか?

是非、ゴールの先を考えて、終わりのないワクワクする経営をしていきましょう♪

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