ギリギリの状況のほうが力を発揮できる!?「窮鼠猫を噛む理論」 ワクワク経営コラム【第151回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界で、ピンチに陥ったときに普段以上の力を発揮して大逆転みたいな展開ってワクワクしますよね!
ストーリー上の演出ということもありますが、やはり常に順調な冒険よりも時にはピンチがあった方が盛り上がりますね。
普段はあまりパッとしないキャラクターが、追い詰められて秘められた力を発揮するという話はよくあります。
まさに、火事場の馬鹿力とか、窮鼠猫を噛むという状態です。

これは現実でも同じことが言えますね。
反動理論でも述べましたが、困難な状況を逆に利用して反動で大きく飛躍することもできますし、その時は反動で感動も大きくなります。
さらに、難易度理論で述べたように、困難な状況(ハードモード)の方が目標を目指す意欲が高まることもあり、やり遂げたときの達成感が大きいです。
時には、部下にあえてそういう状況に置くことで、普段以上の力を引き出し、経験を蓄積して能力アップを図るということも有効です。

ただし、力を引き出そうと思ってあえて困難な状況に置くことで、逆にメンタルにダメージを与えてしまったり、行き過ぎると意図していなくてもパワハラになってしまう危険性があります。
逃げ道は常に用意するとともに、その人の力量に合っているかの見極めが必要です。(参照:亀仙人の甲羅理論
また、スケジュールやリソースをギリギリで設定すると、それだけ不測の事態に対応しづらくなり、身動きが取りづらくなる可能性があります。
ある程度のリスクを見込んでおいて、リカバリーが効く状況で実施するか、もしもの時の代替案を考えておくことが望ましいです。

「ギリギリの状況」をうまく利用し、普段以上の力を引き出しましょう♪

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