皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。
おいしい食事ってワクワクしますよね!
冒険の世界でも、食事は重要です。
旅の途中で食料が尽きてしまえば命にかかわりますし、旅先でのグルメは冒険の大きなモチベーションになることもあります。
ゲームでも、食事は様々な効果をもたらしてくれることがあります。
食べ物を食べることで体力や魔力が回復したり、一定時間ステータスがアップする効果が付与されたりします。
また、満腹度のようなステータスが設定されていて、空腹になるとステータスが低下したり体力が徐々に減少するなどといった場合もあります。
そして、やはり旅先でさまざまなグルメに出会えたりするのも、冒険の大きな醍醐味になっていたりします。
経営においても、食事が重要な役割を果たすことがあります。
人間が生きる上で最も重要な要素の1つですから、経営にもかかわる部分は多いのですが、ここでは大きなポイントとして3つご紹介します。
1つは「健康経営」です。
既にお伝えした通り、職場の生産性は従業員の健康状態に大きく左右され、欠勤にならなくとも生産性を大きく低下させるプレゼンティーイズムは大きな問題となっています。
言うまでもなく、食事は健康状態に大きく影響します。
もちろん、食事は一人一人が自分の考えで取るものですので、会社が統制することはできませんが、健康増進のための食の推進という環境づくりをすることはできます。
社員食堂があるような場合は、そのメニューを健康を意識したものにしたり、健康的な食事を取ることのできるお店やレシピを紹介するといった方法もあります。
また、不足しがちな栄養を補えるよう、ゆでたまごなどの軽食を提供する取り組みもおこなわれています。
2つ目は、「職場のコミュニケーション」の重要な手段としてです。
業務の中だけでは、なかなかお互いのことを知る機会が少なく、関係性を構築することが難しい場合も、食事の場では緊張もほぐれるため、ランチタイムなどに一緒に食事を取ることで相互理解が深まるというケースは多いです。
これも、会社が強制することではありませんから、あくまでその環境整備と推奨という範囲になりますが、ワクワク職場のためには大きな手段となり得ます。
2021年現在では、新型コロナウイルスの影響下にありますので、会食は避ける必要がありますが、アクリル板で仕切って感染を防止したり、オンラインランチミーティングをおこなったりするような工夫も考えられます。
3つ目はSDGsです。
17のゴールの2番目、「飢餓をゼロに」とあるように、飢餓は大きな社会問題のひとつです。
普段生活している上ではあまり意識しないという方も多いかもしれませんが、世界中はもとより日本でも飢餓は存在しています。
貧困や虐待によって満足な食事がとれない子どもやシングルマザー、高齢者なども存在する現実があります。
また、食事は取っていても、栄養バランスの偏りで健康に影響を及ぼすといった問題もあります。
そういった問題への対処には、「食育」という食に関する教育の重要性も指摘されています。
このような食に関する問題を解決することで、健康や命を守るだけでなく、おいしい食事や各地のグルメを楽しむ旅など、人生をワクワクさせる重要な要素となり得ます。
したがって、食の問題解決はワクワクする世の中の創出のための大きなポイントであると言えます。
企業としては、SDGsの一環として、地域でのこども食堂の運営や食育の推進に協力するなどの取り組みがおこなわれています。(参照:子どもは社会の宝)
是非、「おいしい食事」をキーワードに、ワクワクの輪を広げられないか考えてみましょう!