穴があると埋めたくなる!「魔物図鑑理論」 ワクワク経営コラム【第180回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

冒険の世界のゲームで、倒したことのある魔物が図鑑に載る「魔物図鑑」のようなものが登場することがしばしばあります。
様々な魔物に出会って倒すことで、図鑑が埋まっていくのは、より多くの魔物を倒したことのある熟練の冒険者になっていくようでワクワクしますよね!
逆に、埋まっていないところがあったら埋めたい、埋めないと気持ちが悪い、ということはありませんか?
これは、アイテムや依頼などのリストでも同様で、埋まってないところがあると「全部埋めたい」「コンプリートしたい」という心理が働きます。
宝箱回収率というのも、世界に存在する宝箱を全て開けるというコンプリートと考えると同じことが言えますね。

また、魔物図鑑はカテゴリー別に分類されていることが多いです。
例えば、ドラゴン系や獣系といった系統別、出現エリア別、レベル帯別などです。
このように分けられていることによって、例えばドラゴン系に穴があるので埋めようとか、細かいレベルでの埋めたい心理が働くことになります。

そして、魔物図鑑に表示させることによって、その魔物の秘密を知ることが出来たりもします。
これは一つのご褒美であり、少しでも多くの魔物のことを知りたいという知的好奇心が図鑑を埋めたいという心理につながります。

これは経営でも応用できる部分があります。
例えば、いくつかの商品を販売しているお店で、新しく商品を買うごとにスタンプが押されるようなカードがあると、埋まっていないところを埋めたい心理が働き、買ったことのない商品を買ってみようとする動機になります。
また、従業員にA、B、Cの3つのスキルを身につけて欲しいとします。
ここで、各スキルを身につけたと認めるごとに対応するパーツを授与し、全て集め組み合わせると「一人前の証」のようなものになるようにすることで、AとCのパーツをもらっている場合、Bのパーツももらって「一人前の証」を完成させたくなります。
このように、魔物図鑑を埋めるようなワクワク感を利用して経営の継続性を高めることができます!

是非、埋めたくなる仕組みでワクワクする経営を加速させましょう♪

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