経営は「冒険」?「危険を冒す」ってどういうコト!? ワクワク経営コラム【第196回】

皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

ワクワク経営では、経営は冒険、経営者は冒険者のようなものであると考えています。
冒険は「危険を冒す」と書くように、つねに危険と隣り合わせなのは事実です。
誰でも、危険を冒すことはしたくない、安全な方がいいと思いますよね。
それなのに何故、危険を冒してまで冒険に出るのでしょうか?

これには大きく3つの理由があります。

1つ目は、冒険しなければ手に入れられないものがあるから、です。
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」ということわざもあるように、価値のあるお宝の入手には危険が伴うことは多いものです。
これは、VRIO分析の話を見ても分かります。
誰でも危険なく手に入れられるものは、供給量も多くなり価値もそれほど高くはなりません。
手に入れるのに危険が伴うほど希少価値が上がるのが普通です。
また、人はリスクを回避したがる傾向にあるため、入手にリスクを伴うものは価値の期待値も高くなりがちです。(これをリスクプレミアムと言います)
従って、勇気を持ってリスクに挑んだ方が、大きな価値を手に入れられる可能性が高いというわけですね。
(参考:冒険者と町の住民

2つ目は、そもそも人生は安全ではない、ということです。
人は、今までと同じ暮らしをしていれば、ずっと安全だという思い込みに囚われがちです。
自らリスクを取らなくても、思わぬ形で危険は襲ってきます。
これは、昨今の新型コロナウイルス感染症の影響を見ても明らかですね。
ゲーム「ドラゴンクエスト」の制作の裏側が描かれた漫画、「ドラゴンクエストへの道」の中で、プロデューサー・千田幸信氏のセリフとしてこんな言葉があります。
『冒険に100%の安全などあり得ない!!』
これは人生も同じで、人生に100%の安全などあり得ない、ですよね。
どうせ安全ではないなら、危険は自らの判断で対処していくという考え方に切り替え、大きな発見や感動、お宝が眠っている冒険に出たほうが人生楽しいと思いませんか?

3つ目は、「リスクがあるからこそ面白い」、ということです。
ずっと安全で危険もなく、決まりきった日常が過ぎていく人生は、安心かもしれませんが面白みに欠けます。
ドラゴンクエストを原作とした漫画「ダイの大冒険」の中で、こんなセリフがあります。
『バクチってのはな・・・はずれたら痛い目見るからおもしれぇんだよ!!』
これは、主人公たちの敵であるフレイザードというキャラのセリフですが、ある意味的を射ていると思います。
現実でも、ギャンブルにハマる人が多いように、たとえ割に合わないギャンブルであったとしても、それ自体に抗えないほどの面白さがあるというのは事実です。
経営という冒険も、リスクがあるからこそ面白く、ワクワクするのだとも言えます。
ただし、経営はギャンブルではありません。
もちろん「リスク」はありますが、そのリスクには自らの意思決定で対処することが可能です。
いかなるリスクにも対応できるよう、経営者としてレベルを上げていく・・・。
これは、冒険において冒険者としてのレベルを上げていくことに似ています。

是非あなたも、経営者としてのレベルを上げつつ、自分の意思決定でリスクに対処しながら、素敵な出会いや発見のある「ワクワク経営」という冒険の旅に出かけませんか!?

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