こんにちは、ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。
前回のコラムで、中小企業のM&Aが増えているものの、M&Aしてもその後がうまくいかないケースが多い、ということをお伝えしました。
その原因は何でしょうか?
まず第一に、「M&Aの成約をゴールと考えている」ことがあります。
当然ですが、M&Aは成約して経営権の移転が完了し、そこからが本番となります。
にもかかわらず、M&Aは成約がゴールと考えている経営者や支援者が多いのです。
これは、M&Aの支援が「M&Aを成約させること」をゴールと定めていることが多いためです。
本来のM&Aの目的である「経営を統合して会社をさらに発展させる」ことに対しては、M&Aの支援者は手伝ってくれないことも多いのです。
その結果、M&Aした会社の従業員が退職してしまったり、思うような業績を上げられずM&Aの目的を果たすことができない、という状況に陥ってしまうのです。
そこで、M&Aの後に会社を「ありたい姿にしていく」ための取り組みである「PMI」が大切になります!
それでは、中小企業のPMIではどのようなことをする必要があるのでしょうか?
それについては、次回以降のコラムでお伝えしますので、お楽しみに!
0