意外と戦略が重要?「アクションゲーム理論」 ワクワク経営コラム【第221回】

こんにちは、ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。

私はゲームが好きで、特にドラクエやゼルダの伝説など冒険するゲームが好きです。

ジャンルで言うと、じっくり戦略を考えられるRPGやシミュレーションゲームが好きで、アクションゲームは苦手意識がありました。

スーパーマリオシリーズなどはたまにやるのですが、なかなかクリアできず諦めてしまうこともありました。

しかし、最近アクションゲームも実は小手先のテクニックや反射神経だけではなく、意外と戦略が重要だと気付いたのです。

(アクションゲームが得意な方には、当たり前の話かもしれませんが。。。)

まず、アクションゲームにはRPGのような経験値はありませんが、繰り返し遊ぶことで確実にプレイヤーのスキルが上がり、クリアできるようになるということがあります。

これは、ミスをした時に何が原因かを考え改善するというPDCAサイクルと同じです。

また、これを体感の上でコツをつかみ上手くなるということもありますが、私のようなアクションゲーム苦手な人はなかなか上手くならないので、「下手でもクリアできる戦略」を考える必要があります。

これは、経営でも同じで、属人的なスキルに依存するのではなく、誰がやっても失敗しない「仕組み」にすることが持続性の高い会社づくりにつながります。

そこで、アクションゲームと経営に共通する重要なポイントを3つ、ご紹介します。

1つ目は「立ち位置」です。

落とし穴をジャンプで飛び越える時、高いところにあるコインを取る時、飛んでくる罠を避ける時、どんな時でも自分が「どこに立っているか」を把握しておくことは非常に重要です。

また、ここに立っていれば安全、という安全地帯を見つければ、非常に攻略が楽になります。

経営でも、自社がどのような「立ち位置」にいるのかは常に把握することが重要です。

そのためには、適切に会計情報を把握して財務状況を分析することや、また市場において自社製品がどのようなポジションにいるのかを分析することが必要になります。

2つ目は「狙い」です。

これは、敵に火の玉を当てる場合や、ジャンプして着地する時など、上手く狙いを定める必要があります。

狙いは、主に「方向」と「強さ」で決まります。

経営でも、経営の「狙い」、つまり自分たちが何を目指すのか、経営理念、ビジョン、事業計画が重要になってきます。

向かう方向や進め方が定まっていなければ、目的を果たすことはできません。

また、提供する商品やサービスは誰に向けたものなのか、というのも「狙い」と言えますね。

3つ目は「タイミング」です。

アクションゲームでは、動いている床や一定の動きで道を遮る罠など、うまくタイミングを合わせないと進めない場所があります。

経営でも、行動を起こすタイミングは非常に重要ですね。

外部環境をとらえ、いつ、何をするのかといったアクションプランを決めることはとても大切です。

また、アクションゲームには制限時間が定められている場合もあり、これを超えてしまうとタイムオーバーでミスになってしまいます。

経営でも、タイミングを逃すと機会損失が発生したり、時間が経てば経費がかさみ赤字になってしまうということもあります。

とは言え、焦って拙速に進めることは失敗につながりやすいので、じっくり戦略と計画を練ることも大事であり、スピード感とのバランスが重要という点もアクションゲームと似ていますね。

3つのポイントを押さえ、経営というゲームを攻略していきましょう!

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