皆さま、こんにちは!
ワクワク経営ナビゲーターの古屋早雪です。
冒険の本当の目的を決めて旅立ったら、「次の目的地」を決める必要がありますよね。
世界を平和にする旅であれば、「この地方を支配している魔物の親玉を退治する」とか、「聖域を作って魔物の出現率を減らし、町の人が隣町まで安心して出かけられるようにする」など、何らかの到達可能な目標を設定しています。
ワクワク経営は終わりのない旅なので、「次の目的地」がないと、なかなか進んでいるという感触が得られず、ワクワクすることができません。
それに、本当の目的に向かって進んでいるのかも分かりません。
もしかすると、近づいているように見えて全然違う方向に進んでいた、ということもあり得ます。
したがって、終わりのない旅であっても、常に次の目的地は決めておく必要があります。
そして、その「次の目的地」を目指すことにより「本当の目的」に向かって前進している、というような目的地を設定する必要があります。
この次の目的地を、経営では「経営目標」といいます。
3年、5年といった期間で達成を目指す目標を「中期経営目標」などと言うことがありますね。
そして、その到達度を図るための指標を「KGI(Key Goal Indicator)」といいます。
さらに、その目的地に到達する道のりを細分化するために、「KPI(Key Performance Indicator)」という別の指標を使うことがあります。
例えば、魔物の親玉を退治する旅であれば、魔物の親玉に勝つだけのパーティーの戦力が必要になります。
RPG(ロールプレイングゲーム)でいえば、ボスを倒すためにレベルを上げるということになりますね。
この場合、ボスを倒す力をつけることが「経営目標」で、レベルが「KGI」になります。
そして、レベルを上げるために魔物退治を繰り返して力をつけるわけですが、いつレベルが上がるのかわからないと、ほんとうに目標に近づいているのかわからないですよね。
そのため、RPGではよく「経験値」というパラメータが設定されています。
魔物を退治すると一定の経験値を得ることができ、これがある程度たまると次のレベルに上がるというわけですね。
この経験値が「KPI」に相当します。
経営で言うとこうなります。
KGIが売上で、経営目標が3年後に売上1億円アップだったとします。
じゃあ、1年後に売上3千万円アップしていればよいかというと、そうとも限らないですよね。
商品開発やマーケティングの取り組みを重ね、3年後に成果が出て売上1億円アップを達成するという場合もあります。
そのため、売上1億円アップに近づいているかどうかは売上だけでは測れないのです。
そこで、さらに細分化するための指標であるKPIを設定します。
例えば、お客様のリピート率であったり、商品満足度アンケートの結果などをKPIとして、目標に近づいているかどうかを測るのです。
KPIを設定することで、目標に近づいていることが「見える化」されるので、ワクワク感が高まりますよね!
目的地までの道のりを細分化して、日々ワクワクしながら目標を目指しましょう♪
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